総合リサイクルなどを手掛ける、こっこー(呉市広多賀谷、槙岡達也社長)は10月28日、アルミサッシの水平リサイクルを目指し全国の同業4社や建材製販の三協立山(富山)と連携した。建物の解体後に一定量が海外へ輸出されるアルミ材を、こっこーなどが選別、回収。国内循環につなげ、天然資源からアルミ材を新たに作る場合に比べて温室効果ガスの排出量を約97%削減する。
6社でつくる資源回収ネットワークの名称は「サーキュラーエコノミーチャレンジャーズ」。こっこーは中四国エリアの解体現場から出るアルミスクラップの回収を担う。同様にオリックス環境(東京)、アビヅ(愛知)、HARITA(富山)、イボキン(兵庫)が各地域でアルミ材を集め、三協立山で製品化する。
アルミニウムは溶かして再成形しても特性がほとんど劣化しないなど、リサイクルに適する。一方で建物の解体現場ではアルミ以外の廃材も多く発生するため選別が難しい。さらに一般的な解体工事では回収や中間処理、廃材の選別といった各工程で担当事業者が異なることから、トレーサビリティー(資源の流通を追跡・記録する仕組み)の確保も困難とされる。こうした背景もあり、国内で年間に回収されるアルミスクラップの推計131万㌧のうち約4割が海外へ流出しているという。
それらの解決へ、同ネットワークでは中間処理〜高度選別〜製品化などを一貫対応しアルミ材の効率的な回収と再利用を図る。加えて、こっこーは本年度「解体・保全事業室」を立ち上げて解体業を開始。より上流から工程に関われるよう、施工技術の向上を目指す。また同社は三協立山の代理店を務めているため、製品販売の面でも貢献可能とする。
東広島の拠点に古紙ヤード完成
2026年秋の本格稼働を目指しリプレース工事が進む東広島リサイクルセンター(同市西条吉行東)では、先行して古紙ヤードが完成=写真=。11月10日から古紙の荷受けを始めた。同センターは築およそ50年と老朽化したことからリニューアルを実施。新設する廃棄物ヤードでは、鉄・非鉄スクラップ、廃プラスチック、木くずなどが混ざった混合廃棄物(ギロチンダスト)を破砕・選別できる処理設備の導入を中四国で初めて予定している。