地域経済 2025.11.03

IPPO 理学療法士の外出リハビリサービス 同行や移動手段、手配など一貫支援

 理学療法士と訪問介護などで計17年間経験を積んだ重広祐二さんが9月、高齢者に外出を促してリハビリにつなげるサービス「IPPO(イッポ)」を始動した。病院など専門機関で働くことが多い理学療法士が、事前の歩行練習から外出先への同行、次回の外出計画など各状況に応じた一貫支援を行うのは珍しいという。外出を諦めていた人のQOL(生活の質)を高めることで、長期的に利用者の身体・精神機能を高めたいとする。
 同サービスでは外出同行(30分3300円)、歩行練習などの自費リハビリ(1時間6600円)、家族への介護助言を含む生活支援(30分3300円)、福祉タクシーでの移動(15分1650円)の4種類を展開。これらをカスタマイズして各利用者に最適な支援を提案する。活動エリアは広島市中心に府中町、廿日市市など。例えば野球観戦への同行依頼があった場合、利用者の家族と事前打ち合わせを行って身体機能と移動能力を把握し、見積もりを提示。観戦日が決まればチケットを重広さんが手配する。当日は福祉タクシーで自宅〜球場間の送迎に加え、歩行補助や買い物代行などを実施。次回はさらにグラウンドに近い席へ座りたいといった要望があれば、階段昇降の練習にも対応する。
 重広さんは整形外科クリニックでの勤務時代、ボランティアとして野球観戦に同行したことがきっかけでニーズを感じ、創業を決めたという。「外の空気を感じることは、QOL向上につながる最高のリハビリと考えている。今後は結婚式場での契約福祉タクシーとして参列者の送迎に活用してもらうほか、障害者支援施設や通所デイサービスが開く外出イベントでの業務請負に向けて提案を強化していく。半年以内に月商60万円、ゆくゆくは80万円まで伸ばしたい」と話した。
 同事業は市産業振興センターの本年度「第1回創業チャレンジ・ベンチャー支援事業」に採択されている。

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