地域経済 2025.09.29

テントの岸工業 熱中症対策ブース拡販へ 改正安全衛生規則で需要増える

 テント製造の岸工業(南区東雲本町、岸哲太郎社長)は、近年の猛暑で屋内の作業現場でも熱中症対策が求められるようになり、仮設型空調対応ブース「K―BOOTHシリーズ」を発売した。東京ビッグサイトであった「第11回猛暑対策展」(7月23〜25日)に出展し、手応えを得て拡販に乗り出す。

 6月施行の改正労働安全衛生規則で、職場での熱中症対策が義務化されたことが追い風になった。これまで暑さ対策のブースは受注生産で対応してきたが、新たに規格品として打ち出す。設置先のスポットクーラーに合わせPVC(ポリ塩化ビニル)で製作。屋内環境などにもよるが、ブース内は4〜5度下がるという。快適に効率良く作業が進み、仮設休憩所にも利用できる。
 3タイプのうち、スタンダードは集会用テントのパイプ構造を活用し、差し込んで組み立てる。1・8×1・8×2㍍サイズ22万2000円(税抜)〜。ワンタッチ式で移動や撤収もスムーズな簡易・軽量タイプは2×2×2・1㍍16万7000円(同)〜。トラス構造で中柱をなくし10㍍超のスパンで大型設備や広域作業に適応できるタイプは用途に合わせて設計する。来期へ仕様を増やしていく。
 岸工業はイベント関連を中心に展示会へ出展。猛暑対策は初だが、物流関係やアミューズメントなど幅広い業種から出展後1カ月で数十件もの問い合わせや引き合いを受け、新規の市場開拓につなげている。工具通販サイト掲載や、スポットクーラーのメーカーとのタイアップも検討していく。
 同社は全国に販売網を有し、東広島と黒瀬の2工場体制で受注生産が8割を占める。

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