衛星クラブを除き県内で12年ぶりとなる「広島新世代ロータリークラブ(以下RC)」が新設された。広島と山口を管轄する国際RC第2710地区(土肥慎二郎ガバナー)から9月1日付で加盟承認を受け、11月21日に認証状伝達式がある。スポンサークラブを持たない新しい設立方式を取り入れるとともに、ロータリー哲学を伝承していく思いを名称に反映。長崎、沖縄のRCと協力して平和を志向する青少年育成などに取り組む考え。
RCの本質的な自己教育運動を重視し、会員が学び合い成長する中で人に優しくする心を育み、それを職業や社会での奉仕へと広げていく方針。10 月から正式に始める例会で事業計画を練り、次年度(7月起点)から実施する。例会は第一・三木曜の午後6〜7時におりづるタワーで行う。飲食を伴わない形式で月会費を1万5000円に抑える。会議はペーパーレスで、会費の管理もクレジットカード決済や口座自動引き落としで効率化。
創立会長には不動産賃貸業の(有)諏訪(中区広瀬北町)や経営コンサルのSFiDA(同)社長を務める諏訪昭浩氏が就いた。広島西RC会長を務めた経験を持ち、米国で事業を営んだ頃を含めて四つ目のRCとなる。総合建設業のウイズアート(中区竹屋町)創業者の伊藤弘幸氏が副会長を、竹原葬祭会館など運営のフロービス(竹原市)社長の福本博之氏が幹事を務めており、RC会長経験者など計5人が新入会員を支える。現在の会員数は21人で、認証状伝達式までに30人程度を見込む。将来40〜50人を超えた場合、クラブ内の親交を保つためにクラブを別途新設する方針。諏訪会長は「従来のRCの在り方を否定するわけではなく、ロータリー哲学を広めるために設立が柔軟化された制度改定に基づき、伝承していく実践モデルを示すべきと考えた。各地のロータリアンに情報を提供し、大きな一歩にしたい」と話す。
24年12月に竹原RCが60年にわたる活動を終えたことから、国際RC第2710地区では2013年設立の「福山ロータリーEクラブ2710」に次ぎ、72番目のRCとなる。なお、24年6月には広島西南RCの衛星クラブ(スポンサークラブの支援を受けて地域のニーズや課題に沿った柔軟な活動を行う組織)として「広島西南平和ロータリー衛星クラブ」が誕生。被爆80年に合わせ活動を本格化している。