学イノベーション(西区井口、小野学社長)は、生成AI活用について学ぶeラーニング教材を開発した。厚生労働省の「人材開発支援助成金 事業展開等リスキリング支援コース」に対応。人手不足が深刻化する中、限られた人材でも業務効率を向上させる知識と実践力の習得を後押しする。
事業計画書や補助金申請書の作成に加え、提案資料や契約書のチェックなどに時間を取られるといった経営層の悩みを受けてカリキュラム化した。基礎確立、即戦力化、未来創造編の全10時間分を用意。文系や非エンジニアといった初心者でも分かりやすいよう、画像やイラストを多用し実践的に構成した。AI検索エンジンや文字起こし、情報集約、資料作成といったさまざまな生成AIツールを使いこなせるようになってもらう。
例えば銀行向け融資申請書の下書きやM&A検討時の企業分析レポート、株主総会資料や取締役会議事録の作成、顧客クレーム対応マニュアルの更新などを効率化。経営者の経営判断や事業戦略の検討など、重要な意思決定に多くの時間を割いてもらいたいとする。研修費用は1人当たり30万円。中小企業の場合、厚労省の同コースを活用すれば費用の75%が助成される(実質負担は7万5000円)。
同社は生成AI研修事業に特化するため、学栄メディカルサービスから7月30日付で社名変更した。グループにAIを活用したシステム開発の学栄社があり、同社のシステムも研修に用いる。小野社長は「最近ではAIを経営にうまく生かせない企業は優秀な若手人材から敬遠されることがあるとリクルート会社から聞いた。業務のデジタル化で限られた人的リソースを付加価値の高い業務へ集中させ、人手不足の局面を競争力向上のきっかけに変えてほしい」と話した。
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