カープの独り言 2025.09.22

がんばれ坂倉

迫 勝則のカープの独り言 / No.931

 開幕前のこと。坂倉将吾の右手中指骨折、石原貴規の出遅れなどで捕手陣のピンチがささやかれた。そしていまシーズン終盤戦。別の意味で再び捕手陣のピンチがささやかれ始めた。復帰した正捕手・坂倉の調子がイマイチ上向かないからである。

 昨季チーム最多12本塁打を放った打撃が影を潜めることが多くなり、守備面でもリーグ最低レベルの盗塁阻止率が問題視された。そのため各チームから多くの盗塁を仕掛けられた。一方で、第2 捕手の石原は自慢の長打力にばらつきがみられる。こうなるといつもの〝会沢頼み〟ということになるが、19年目の37歳に多くの試合を任せるのは酷であり、若手も育たない。
 2軍に目をやると6年目の持丸泰輝、4年目の高木翔斗、3年目の清水叶人らがいるが、いずれも1軍に昇格するほどの実績を上げることができていない。つまり、かつてかすかに見えていた〝捕手王国〟の兆しがいま消えかけているのである。

 かつて阪神の名捕手で監督も務めた矢野輝弘はテレビ解説でこう語った。「坂倉くんはもっと投手とのやりとりが必要だ。良い球が来れば〝よし〟のジェスチャー。それがないとボール球を求めているのか、枠内に投げてほしいのか分からない」。

 耳に痛い指摘だったが、この話は効いた。おそらく間接的に坂倉の耳に届いたのだと思う。確かに捕手に求められるのは「よく打つ」「上手い」というようなレベルの話ではない。いかに広い視野を持ち、ナインをまとめるかということである。いまこそ「がんばれ坂倉」。そして「がんばれ若い捕手たち」を叫びたい。

この記事はいかがでしたか?
県内約2,500社の企業・決算・役員情報などを検索!

関連記事

料金プランへの誘導バナー・デザイン差し替え

おすすめ記事

広告
広告

最新ランキング(2026.3.24更新)

企業データベース