介護の助さん / 山根 浩 代表
佐伯区薬師が丘で小規模多機能ホーム「介護の助さん」を今年2月に開設。毎日思うのは「汗の中からほんまもんの知恵が出てくる」ということ。小規模多機能という仕組みは「通い」「泊まり」「訪問」「ケアプラン作成」を全て1カ所で行える便利な制度ですが、その運営は想像以上に難しい。限られた人員で日々変化する利用者さんのニーズに柔軟に応えるには、現場に汗をかく覚悟が必要です。
ご本人が「最期まで自宅で暮らしたい」と願い、ご家族も「できる限り一緒にいたい」と願う。そんな当たり前の思いを支える介護を目指しています。開所して間もない頃、生演奏の音楽会を開催しました。利用者さんやご家族の目に涙が浮かび、温かい拍手が鳴り響く中、「元気をもらっています」という言葉を頂きました。でも、実は一番元気をもらっているのは、私たちの方なんです。
介護の現場は、しんどいことの連続です。制度の限界、採算の壁、人手不足もあります。それでも、「もう少し長く関わりたかった」と思える方との出会いがあり、「また来てね」と笑ってくださる方がいる。その一つ一つが、私たちの原動力です。
黄門様のそばで支える「助さん」のように、そっと寄り添う存在でありたい。
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