ホテル運営のブレックファースト(中区本川町、高山巨志代表)は9月1日、宮島の表参道商店街内に無人運営ホテル「bhotel宮島表参道」を開業した。宮島で自社所有物件の開業は初めて。リノベーションを手掛ける上場企業と組み、来年1月頃には京都市内でも開業を計画する。
宮島の新ホテルは、寮に使われていた築37年の3階建て延べ600平方㍍の建物と土地を取得した。商店街の中央に位置する好立地だが、建物の老朽化が課題になっていた。現在も寮として貸している1階の数部屋を除き、建物全体にフルリノベーションを施した。部屋の間の壁を取り除き、16室を4部屋に縮小。1室の面積を70平方㍍ほどに広げ、最大10人が泊まれるようにした。フロントを置かない無人運営ホテルで、宿泊客は人と会わずに利用できる。宿泊料は1室3〜4万円程度で、家族連れなど大人数客の利用を見込む。商店街に面する1階テナントにはせんべいなどを提供する店舗「宮島小道」が入る。全体の投資額は2億5000万円。宮島では他に、フェリー乗り場近くのゲストハウス鹿庭荘(3室)の運営を受託している。
同社は2006年に創業し、14年から民泊事業に参入。中区を中心に、旅館業法に基づく簡易宿所など330室を運営する。コロナ禍で管理室数は一時200室を下回ったが、観光客の回復とともに伸長し、来年度に400室の突破を見込む。
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