ホープ 2025.09.11

貸別荘で地域活性

リキレン / 齊藤 陽平 社長

貸別荘で地域活性

 2019年に独立し、佐伯区五日市に本社を構え、貸別荘などの賃貸経営事業を展開しています。廿日市市の出身で高校を中退後、県内の不動産会社に入社。当時は働き口を求めてたまたま飛び込んだ業界でしたが、生きていく上で欠かせない「衣食住」のうち、一人暮らしから結婚、出産、老後まで、顧客のライフステージに合わせて長く付き合える不動産の仕事に大きなやりがいを感じるようになりました。
 全国的に空き家問題は年々、深刻化しています。地元の廿日市や佐伯区の山間部も同様で、こうした状況を少しでもビジネスにつなげられないかと考え、起業後にまず取り組んだのが、賃貸戸建て事業でした。大手が買い取らない物件をリノベ・リフォームして貸し出すスキームで、当初は月に1〜2棟ペースで積極供給し、中小企業の社宅需要などを取り込みました。
 しかし「コロナ禍の郊外需要」で他社も手を伸ばすようになり、次に打ち出したのが貸別荘です。賃貸需要の薄い「ど田舎」で改修費が1000万円以上かかる物件に目を付け、自然が望める大型ウッドデッキを設けるなど非日常感を演出。20年末に第1号を廿日市市大野に供給して以降、佐伯区湯来町などに計8棟を展開し、大人数でプライベートな時間を過ごしたいという家族連れから支持され、安定した収益を生み出しています。
 地域の空き家が減り、交流人口が増える―。自称「貸別荘のパイオニア」として、この好循環の一助になればうれしいです。

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