カープの独り言 2025.08.28

勝負どきの9月

迫 勝則のカープの独り言 / No.927

 昨季、苦杯をなめた9月戦線を迎える。カープは7月までに3回も7連敗を喫した。「ひょっとしたらチーム内の空気が緩んでいるのかもしれない」。新井貴浩監督は5月、集中力を欠いたように見えた小園海斗、さらにその後、同じ凡打を繰り返した末包昇大を先発から外した。また7月20日のヤクルト戦で、ライン際の捕邪飛で走らなかった坂倉将吾をベンチに下げ、次の試合にも起用しなかった。たとえ主力選手であっても、いや主力選手であるからこそ、そういう姿勢を大切に考えたのである。
 そのため7月25日には、選手たちだけの緊急ミーティングが実施された。ベテランから若手、投手も野手も、さらには外国人選手も参加して反省や結束を誓った。以降は、勝ち負けは別にして、だんだんと勝負に挑めるようになってきた…ように見える。それに加えて新たな戦力も出てきた。
 投手では8月1日の中日戦で6回を5安打1失点に抑えた2年目の高太一。彼はプロ初先発で「震えが止まらなかった」という割に落ち着いていた。そして次の8日の中日戦でも7回を3安打無失点に抑える好投を見せた。一方で打者の方も右肋骨の疲労骨折から復帰してきたルーキー佐々木泰の豪快なスイング、育成から支配下登録されたばかりの4年目の前川誠太の柔らかく勝負強い打撃が戦力になりつつある。
 今季は1チーム(阪神)の独走で、逆にこの時点でもまだ2位の座が狙える。新しい戦力が加わって活力も出てきたし、昨季の屈辱を晴らすために、今季は9月の反転攻勢といきたい。

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PROFILE
迫 勝則(さこ かつのり)

迫 勝則(さこ かつのり) 1946年生まれ。マツダ退社後に広島国際学院大学部長などを務め、執筆・講演活動を続ける。近著は「森下に惚れる」「逆境の美学」

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