太陽光発電コンサルティングなどのティーエスピー(南区出汐、多田多延子社長)は6月、「陸上ナマズ養殖」と「国産コーヒー栽培」を行うビニールハウスの屋根に軽量薄型の太陽光パネルを設置するビジネスモデルを発表した。
ナマズ養殖は、幅8×長さ40㍍のハウスなら20㌧水槽を8基設置し、約2万4000匹を飼育。魚のサイズによって年2〜6回の出荷が可能で、年2回なら2700万円程度の売り上げが見込めるという。養殖にかかる電力の約半分、年約400万円分を自家発電で抑えられると試算する。また水槽6基の横でレタスやトマトを水耕栽培するモデルでは、ナマズの糞尿を肥料に転換して水を浄化、再利用するアクアポニックスに対応。水道水で育てるナマズは臭みがないため白身フライなどに活用でき、加工で生じる骨などの廃棄物は餌に再利用できる。
2037年までに世界市場が現在の約1・8倍の2600億㌦に成長するとされるコーヒー栽培は、直射日光に弱い特性とパネルの遮光性が好相性という。自家発電で農業用エアコンを動かし、熱帯気候でない本州などでも安定生産が見込める。またJICAにも協力するコーヒー栽培の専門家で日本植物燃料農園技術開発部の三本木一夫部長による指導も用意する。
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