阿賀マリノふ頭で貨物の輸送トライアル
呉市は阿賀マリノポリス地区にRORO(ロールオン・ロールオフ)船を誘致するため、泊地の拡充整備を行っている。今秋以降に貨物の輸送トライアルへ向けた活動を始める予定。将来は阿賀マリノふ頭の岸壁拡充も計画する。
2024〜25年度に、全長180㍍・総排水量1万〜1万2000㌧級のRORO船が旋回できるよう泊地(既存13・8万平方㍍)を約5400平方㍍拡大した。RORO船は船体と岸壁を結ぶ出入路ランプを備え、トレーラーなどが自走で乗り込み貨物を輸送し積み降ろしできる船。24年問題でトラックドライバーが不足する中、遠方への貨物輸送で人員、コスト面で有利なRORO船を誘致する。
20年に学識経験者、関係団体、行政10人で呉港定期航路誘致検討協議会(松本宏之会長=海上保安大学校名誉教授)を設置。東広島・呉自動車道による山陽道との好アクセスを生かし、鋼材や紙、自動車部品など呉市や近隣の貨物運搬を見込む。今秋以降、船会社や港湾運送会社などと連携し、貨物輸送トライアルの準備を始める。500㌔㍍以上でコストメリットが出るため関東方面への運搬を想定し、協力会社、積み荷、貨物量、寄港地などを調整する。
阿賀マリノでは21年に出入港トライアルを行い、23年に呉港港湾計画を一部変更。現在は水深7・5㍍・全長130㍍で2カ所ある阿賀マリノ岸壁のうち1カ所を水深9㍍・240㍍に延長、水深5・5㍍・100㍍岸壁の新規計画などを盛り込んでいる。
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