26年10月に自動倉庫兼工場完成予定
産業機械製造のテラル(福山市御幸町、菅田博文社長)は2025年3月期の売上高は前期比6%増の419億円で、初の400億円超えとなった。コロナ禍後、24年度の全国の建設投資額が前年比2・7%増の73兆200億円と伸びる中、売り先との価格交渉が奏功。純利益は前期比6%増の24億円で、連結売上高は592億円だった。26年10月には同市北匠町に自動倉庫兼工場の建設を計画する。
同社はポンプ、送風機、給水装置など製造販売を手掛け、クーラントポンプ、リングブロワなど国内トップシェアの製品群を持つ。24年度は製品全般を5〜30%値上げするも受注が堅調に推移。ミナモアなど商業施設や高層ビルといった建物向けの販売量を維持した。売上構成比の約75%を占める販売のほか、同10%の設備工事や15%の修理も好調だった。子会社で保守点検、修理などのテラルテクノサービスも25年3月期の売上高が前期比9%増の123億5400万円で過去最高となった。
新倉庫兼工場は福山北産業団地第2期用地の2区画3万2000平方㍍に一部3階建て延べ8000平方㍍弱を建設予定。事業費は27億円で、経産省の「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」を8・6億円分活用する。六つの倉庫を同所に集約し、無人搬送機械などの省人化システムを導入する。効率化を進めることで29年度までに従業員1人当たり給与支給総額を、現在の約550万円から610万円へ引き上げたいとする。また、アルミニウムを押し出し成形などで加工するアルミビレット製造を新規事業として同工場で始める計画。窓枠など建材を中心に商圏拡大を目指す。
1918年創業。2030年までに連結売上高1000億円、経常利益率10%を目指す。