工作機械部品製造の内海機械(府中市鵜飼町、内海和浩社長)は7月25日、本社敷地内の新工場を本格的に稼働した。新規開発の工作機械の試作品など少量でも3日以内という短納期対応が好評のほか自然エネルギー分野の新規受注を受けて生産を増強。2024年10月期の売上高は1億7700万円で、3年後に5億円を目指す。
本社の駐車場だった敷地1077平方㍍に鉄骨造り平屋建て418平方㍍を新築。ヤマザキマザック製の立形マシニングセンタを導入し、これまで難しかった2㍍の長尺旋盤加工に対応する。投資額は設備を合わせ約3億円。年末をめどに複合旋盤も導入するなど徐々に生産能力を高め、最終的に全社の能力を現在の3倍に伸ばす。
22年に近畿大学と共同研究した「段取りロス状況の視える化」システムなど、DXでスマートファクトリー化も一層強める。前の製品の生産終了から次の製品の生産を始めるための調整など、機械の準備をする時間が正規よりも長いかどうかをAIが自動判定。段取りが遅ければ工場のリアルタイムモニターや機械に備えたパトライトで職人に知らせ、ロス発生のたびに原因を正確に追及して改善を繰り返している。
徹底した5S活動や生産効率化などで、試作品や部品の破損、発注漏れ、設計変更などの単品・短納期に特化。社名のロゴと同社の基本姿勢「ぶっちぎりの超短納期」を商標申請済み。7月25日に落成式を開き、当日は100人以上が見学に訪れた。24年に創業75周年を迎えた。
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