地域経済 2025.07.24

シンワ 戸山でレモン農園構想 PB拡充と担い手養成へ

 ホテル備品販売のシンワ(佐伯区利松、太原真弘社長)は、toCの別事業で県産レモンを使う日用品シリーズ「おとなレモン」の拡充に向け、安佐南区戸山地区で自社農園の開設を計画している。全くの異業種がレモン栽培に着手するという独自性を打ち出すほか、就農体験会などを開いて担い手不足の課題解決への貢献を目指す。
 同社はこれまで、シリーズ第1弾で年間約1万5000本を売り上げたハンドクリーム(2022年発売)を皮切りに、入浴剤(23年)、フェースマスク(同)、リップクリーム(25年2月)の計4商品を展開。かんきつ系の爽やかな香りが特徴で、自社ECサイトでの販売ほか、おりづるタワーや本通のひろしま夢ぷらざ、広島アンテナショップTAU(東京)などに卸す。同シリーズの売り上げ比率は現在2%だが本業に比べ利益率が高く、今後注力したいとする。
 自社農園は太原社長が発案。自らが呉市下蒲刈町の「竹と農の学校レモン&かんきつコース」に6月から通い、現在は入門編で土作りや苗木の植え付けなどを学ぶ。運営は新たに設立予定の子会社が担う。社長は「27年4月の広島修道大学農学部開設に伴い、就職先としての受け皿になりたい思いもある。給料、労働時間、年間休日などあらゆる側面で働きたいと感じてもらえる環境づくりを目指し、就農者不足や広島の転出超過などへの打ち手として少しでも力になれれば」と話した。
 1973年9月設立。病院向け業務用品の販売・レンタルも行う。2025年3月期売上高は6億3556万円。23年10月に中国シンワから社名変更した。

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