地理空間技術で連携、調査ロボなどの日本展開も
ドローン開発のルーチェサーチ(東区二葉の里、渡辺豊社長)は3月、中国・湖北省武漢市の「武漢東湖国家大学サイエンスパーク」と連携協定を結んだ。武漢市は中国国内でも有数の地理空間情報に関する技術集積地であり、相互に技術振興を図るほか、日本国内への関連製品の販売・普及で連携する。7月23日から東京で開かれる展示会「メンテナンス・レジリエンス」に水路などのインフラ構造物の調査ロボットを出展する。

国家大学サイエンスパーク(国家大学科技園)は、各地の大学を母体とした研究開発拠点で、武漢は華中科技大学や武漢大学など複数の大学が集積する。武漢市のサイエンスパークとの日本企業の協定は初めてという。研究開発拠点を基盤に、同市には航空カメラ、測量機器、データ解析などの会社が多数存在する。協定を通じて、そういった企業との連携を進める。まず、中国最大手の下水道ロボット開発会社のイージーサイトと契約。地中のボックスカルバート(箱形のコンクリート構造物)や農業用水路など、従来では対応が難しかった空間を自走し、高解像度カメラで3次元計測できる調査ロボットの日本国内での販売を担う。展示会出展や既存取引先への提案を進める。
また手で持って歩きながら3次元空間情報を取得できるウオーキングレーザーなどの取り扱いも始める。ドローン事業を展開する同社にとって、3次元の地理空間情報に関する技術は相関性が高い。同国の先進的な技術を取り入れ、ドローン事業の競争力の強化につなげる。
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