高透過性タイプなど新型の太陽光パネル続々
太陽光発電コンサルティングなどのティーエスピー(南区出汐、多田多延子社長)は、太陽光で発電するLEDサイネージ「サンライトキュービクル」を世界で初めて開発した。独占販売する総代理店を1社募集しており、決まり次第発売する。また8月末をめどに、2022年発売の軽量発電パネル「ペラペラ太陽光」の透過性を高めた「同シャイン」の設置サービスを開始予定など、相次ぎ新型を展開する。
同社のペラペラ太陽光は面積当たりの発電効率が高く、耐用年数が長いN型。厚さ3㍉で、重さは従来品の約4分の1となる1平方㍍当たり3・5㌔と薄くて軽い。さらに一般品のような1枚当たり数十㌔の土台が要らず、専用の接着剤を使って短期間で屋根や壁面に設置できるという。
LEDサイネージは中国、韓国のメーカーと共同開発した。発電パネルと画面が一体になった構造で、発電しながら放映できる。余剰電力は蓄電して夜間も放映できるほか、設置場所のビルなどで自家消費が可能。また官公庁に設置して災害、停電時の防災情報発信や近隣住民の充電スポットとしての用途も想定する。そのほか街頭広告や商業施設の看板としても訴求を検討。雨天や夜間などの発電が弱くて照度が低い場合は、自動的に通常電力で稼働する。
このほか、発電部を覆うパネルが遮光性の高い白色だった従来のペラペラ太陽光に対し、新型の同シャインは光を約90%透過する素材を使う。発電性能は同等に引き出せる。一定の光が必要な植物を育てるビニールハウスをはじめ、大型商業施設、スーパー、オフィスビルなどの固定式窓にモザイクアートのように配置するといった活用方法を検討している。遮熱性も見込めるため、暑さ対策などの効果も期待できる。既に中東の大型娯楽施設などから引き合いがあるという。
1996年設立。人材派遣やイベント企画を手掛けていたが、2010年頃から土地付きミニソーラーの分譲仲介で発電事業に参入した。