島田コーチ招へい、福島でトマト栽培を計画
太陽光発電事業、建築用ボイドスラブ製造・設計・施工などのダイサン(廿日市市阿品台、峠元幹也社長)は、女子硬式野球の「はつかいちサンブレイズ」事業を強化する。
プロ野球・日本ハムでベストナインなどを受賞しダイエーや横浜でコーチを務めた島田誠氏を2025年にヘッドコーチに招へい。昨年の全日本女子硬式野球選手権で優勝した神戸弘陵高校出の小川夏輝外野手(三次市出身)など7人の補強を行い、同選手権優勝を目指す。選手が勤務する農業事業では廿日市市玖島のイチゴ農園に加え、ブルーベリー約300鉢を栽培し、ニンニクの試験栽培も開始。経済産業省の自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金に採択され、福島県飯舘村でもトマトのハウス栽培を計画している。
サンブレイズは2021年に発足。全日本女子野球連盟に加盟し、本拠地のサンブレイズボールパークを購入して自社運営。22年には敷地内にカフェをオープンした。25年は佐伯高校出身の北原千愛内野手、山陽高校出身の清古彩葉内野手らも入団。選手23人は全員ダイサン社員で、午前9時〜午後3時に勤務し、その後練習。業務はイチゴ・ブルーベリー栽培8人のほか、カフェ、イベント、ファンクラブ運営、SNS、グッズ販売、ボイドスラブ図面、太陽光発電設備図面制作などを担当する。
農業は23年に廿日市市玖島にイチゴ農園を開園。1〜5月の観光農園は1日最高98人が来園するなど人気で、ジャムやジェラートの加工品販売のほか、かき氷などカフェでの原料として使い、玖島花咲く館などにも出荷している。福島のトマト栽培は、総事業費約15億円で11億7000万円の助成を受け、26年度稼働を計画。ビニールハウス11棟を新設し、スーパーの全量買い取りを予定する。飯舘村は東日本大震災後の風評被害を受け、ダイサンは米を計50㌧買い取り、広島の学校や高齢者施設に寄付するなど交流を深めている。
同社は1994年3月設立。資本金5996万円で、従業員104人。