電気・電子制御システムで地場大手の田中電機工業(南区大州1―5―24、田中秀和会長兼社長)は6月、事業拡大に伴い本社隣に新社屋を着工した。完成後は現本社を東館、新社屋を西館として運用する。2026年4月の完成を予定。25年3月期の売上高は前期比約16%増の173億3656万円を計上。創業100周年を迎える29年3月期に売上高200億円を目指す。
総工費約7億円をかけ、敷地約490平方㍍に6階建て延べ1752平方㍍を新築する。1階を駐車スペースとするピロティ構造を採用し、2階に総務部や応接室、会長、社長室を、3階に交流・打ち合わせ・セミナーなどのミーティングルームを配置。4〜6階にはIT開発部やEC(エレクトリックコントロール)技術部などが入る。外観はグレーを基調に、現本社との調和を意識した。
主な取引先である大手製造業などからの好調な受注を背景に、生産体制を強化。志和事業所(東広島市)では約1000平方㍍の増築に着手しており、7月末の完成を予定。今後も受注状況を踏まえながら、庄原是松工場や安芸高田工場の増築を検討する。
グループにシステム開発のエム・アイ・ティシステム開発や菓子製造の平安堂梅坪、小荷物専用昇降機のサンリフトなど5社を抱えており、グループ従業員数は700人規模。29年にグループ売上高230億円を目指す。田中会長兼社長は6月18日付で(社)広島県発明協会の会長に就いた。
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