地域経済 2025.06.05

バルコム 訪日客向けに飲食事業を拡大 中区でビーガン料理専門店など次々開く

バルコム 訪日客向けに飲食事業を拡大 中区でビーガン料理専門店など次々開く

輸入車販売などのバルコム(安佐南区中筋、南昌吾社長)は、増加する訪日客を主対象に飲食事業を拡大する。5月11日に中区大手町2―7―1にビーガン料理専門店「JoGeSaYu(上下左右)」を開いたほか、伝統芸能の神楽をテーマにする中区立町の居酒屋「広島酒菜 神楽」を3月4日に刷新。2024年12月期のグループ年商436億円のうち売上比率約2%の同事業を柱の一つに成長させる狙いだ。
ビーガン料理店は、菜食主義者向けの国際的な情報サイト「HappyCow」で19年に世界1位となったレストラン「菜道」(東京)の楠本勝三シェフと、数々のスイーツ世界大会で優勝したスーパースイーツ(同)の辻口博啓社長が監修。カツ丼、担々麺、カレーライスなど主食のほか、パフェやケーキといった甘味まで植物性由来の多様なメニューを提供する。製造工程に牛骨を使う白砂糖をてんさい糖などに置き換えるほか、ニンニクやネギなど五つの食材を避けるインドや中国の宗教的食事制限も取り入れる。一晩に十カ国近い訪日客が来るほど人気という。今後カフェ、テイクアウトメニューに加え、広島で競合が少ないモーニングも拡充し、今期は同店単体の売上高1500万円を目指す。また本通近くにビーガンサンドイッチとコーヒーの専門店も計画する。
「神楽」は広島電鉄立町電停から徒歩1分の3階建てを改装。路面からも見えるほど派手な竜の大道具や実際の衣装を展示してあり、着衣撮影もできる。今後は外国人が座りやすいよう座敷を全てテーブル席に変更するほか、1階にそば打ちが見られるスペースも設ける。県民文化センターで水曜に行われる夜神楽の定期公演と連携して来店を促す予定。今期は同店単体の売上高800万円を見込む。26年3月までにエールエールA館にも出店を目指す。また中の棚商店街の自社物件を今秋までに3階建て150席規模の「鉄ぱん屋弁兵衛」に改装する。飲食第一事業部の中脇康宏部長は「食事や広島の文化の発信を通じ、訪日客の滞在をより良いものにしたい」と話す。
1967年設立。不動産、通販など幅広い事業領域を持つ。近年はウズベキスタンで人材派遣、飲食、エンタメ事業にも注力。35年までにグループ売上高1000億円を目指す。

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