食料品宅配やスーパー経営の生協ひろしま(西区草津港、宗本干城理事長)は来年5月をめどに、中区光南5丁目に物流拠点「光南支所(仮称)」を設ける。少子化の中でも世帯数の増加が見込める市内中心部の配送網を整備する。ゆくゆくは拠点の統廃合も行い、年内に拡張移転する東広島を含め17拠点体制とする。
新設の支所は4960平方㍍を賃借し、2階建て延べ2300平方㍍を新築。1階には四方を囲むバースを設け、一度に44台のトラックが商品を積み込めるようにする。配達品に入れる保冷剤の保管設備を配送センター内の複数箇所に設置し、出荷の手間を軽減。夏場の職場環境の改善へ大型扇風機を導入する。宅配サービスの需要増で手狭になっている庚午、出島、東雲など近隣拠点の業務の一部を移す。2階には事務所と組合員向けの集会所、西区草津東から本社移転するリフォーム子会社コープハウジングひろしまが入る。八本松飯田に建設中の東広島支所は、敷地8000平方㍍に2階建て延べ2350平方㍍となる。
同生協の宅配サービスは産直の生鮮商品や利用者の声から開発したオリジナル商品などをそろえ、子育て世帯や高齢者の利用が多い。共済、電力など生活サービスを併せて提供している。週ごとの受発注でロスが出にくく、決まったルート、曜日、時間で届けることで配送効率を向上。共働きの増加などを背景に年々登録者が増えている。現在の配送箇所数は約14万件。
2025年3月期売上高は前年比3・5%増の492億9300万円を計上。今期は大台の500億円突破を見込む。スーパーの客に宅配の利用を呼び掛けるなど、事業部間で相互送客を図る。
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