広島大学 / 越智 光夫 学長

東広島キャンパスの新たな研究棟「サイエンスノット」開所記念式典を3月27日に開いた。6階建て延べ約6000平方㍍に教員や学生、企業の技術者らが集まり、研究・社会実装を加速させる青写真を描く。
「例えば、超断熱材や次世代ディスプレーといった活用法が期待される『キラルノット超物質』の開発拠点と研究者はこれまで分散していたが、新棟に集結。こうしたユニークな取り組みが展開されれば優れた人材が集まり、起業なども増えてくる」

3~5階には最大15社が入るオープンイノベーションラボを設置。メモリの消費電力を大幅削減する新素材開発の同大発ベンチャー、マテリアルゲート(東広島市)と、自動車部品メーカーなど向けレーザー検査機を手掛けるアナライザー(同)の2社が早速、入居している。
「1、2階には、学生が無料で利用できて企業との交流を図る『知るカフェ』もある。最先端施設でありながら、多くの人に気軽に足を運んでもらえる場所としたい」