地域経済 2026.04.02

あじかん 総菜市販を新たな柱に 第1弾で冷凍ごぼうスープ発売

 卵焼きなど業務用食品メーカーのあじかん(西区商工センター、足利直純社長)は新たな柱として、総菜市販事業の確立に乗り出す。コスト増で主力の業務用の利益確保が難しくなる中、自社ブランドで収益基盤を強化する。5月10日に第1弾の冷凍スープを通販で発売し、2028年までにスーパー向けの展開を目指す。

 新商品の「あじかんごぼうリセットスープ」はしょうゆ、ミネストローネ、もち麦豆乳生姜など5種。契約農家産ごぼうを皮ごと使い、味付けや下処理の工夫で土臭さを抑えた。具材のごぼうは大きな斜め切りや細切りなど、さまざまに用意。1食(220㌘)に半日分の食物繊維(12・5㌘)を含み、30~50代女性を主対象に「腸活」需要を取り込む。1食当たり800円程度で、定期購入で割り引く。初年度売上高は1億円以上を目標とする。

 スーパー向けは顧客の反応を基に、容量や価格を変えて投入する。冷凍の巻きずしや卵焼きも検討。新事業創出に向けて昨春発足したマーケティング部が主導する。

 主力の業務用食品はスーパー向けが中心で、原料や人件費増の価格転嫁が難しい。ごぼう茶などのヘルスフードも、顧客の高齢化やドラッグストアでの売り場縮小で伸び悩む。そこで、業務用食品で培った総菜製造の知見を市販向けに転用し、事業の多角化とリスク分散を図る。自社の知名度を高め、業務用商品の付加価値向上にもつなげる。26年3月期連結売上高は前年比0・1%減の510億円を予想(2月2日開示)

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