地域経済 2026.04.03

日本政策金融公庫広島支店 ソーシャルビジネス支援に注力 児童福祉や日本文化体験など業種多彩

 オケイコジャパン(廿日市市宮島町、橋口栄社長)は16年に、空き寺だった創建300年の禅寺「徳寿寺」を改装し本社と体験施設を開設。着物レンタル、茶道、書道、着物をリメイクしたお守り作り体験を行う。コロナ後、インバウンドが増え、昨年は体験者が約7000人と過去最高を更新。橋口社長は「今後1万人を目指す。26年にインバウンドビジネスのコンサル・プロデュース業も始め、和菓子、宿泊施設などと連携し面として体験事業や宮島を盛り上げたい」と話す。

 どこでも着物美人(西区観音本町、東志摩社長)は25年8月設立。日本公庫がソーシャルビジネス支援資金500万円の創業融資を実行した。グループ会社の勝矢和裁で副社長として経験を積み分社化。一人で簡単に着付けができ、和裁士による伝統的な手縫い技術とオートクチュールの洋裁縫製手法を組み合わせた立体製法で、本物に近く美しい着姿に仕上がる特徴がある。着物のリメイクもでき、ラグジュアリーホテルの制服としてオーダーメイドで提供し、訪日外国人へも発信する予定。

 24年設立のファームテック(南区京橋町、森川達也社長)も同資金の融資と新商品開発・販売促進支援を受けた。県産カンキツを使った自社ブランドのクラフトビール「広島ピースビール」を展開している。県内の同業他社と連携し、ソラモア広場でクラフトビールのイベントも開いた。

 日本公庫広島支店国民生活事業の24年度の県内のソーシャルビジネス関連融資は375件、総額20億6400万円で、件数は前年度に比べ9%増えた。公庫では「社会的解決を目的とする事業者向け融資は159件と10年で6倍に増加。活動分野の内訳は『保健、医療、福祉の増進』が25%、『農山漁村、中山間地域の振興』と『環境の保全』14%、『まちづくりの推進』13%が上位を占め、40代のミドル層の増加率が最も高くなっている」と分析する。

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