日本政策金融公庫広島支店国民生活事業はソーシャルビジネス関連支援に注力している。放課後等デイサービスや就労支援B型事業所、日本文化体験、簡単に着付けができる着物販売、県産カンキツを使ったクラフトビール製造販売など、業種は幅広い。2024年度の県内ソーシャルビジネス関連融資は計375件と増加している。
鉄筋工事業の塚本ガス圧接(中区江波栄町、塚本純司社長)は経営多角化で、23年5月に児童発達支援・放課後等デイサービスの「heath(ヒース)」(中区舟入南)を開設。3~18歳が対象で、作業療法士、保育士、幼稚園教諭ら6人が手先の訓練や設定保育などを行う。社長の娘で保育士の資格を持つ塚本弥樹さんが責任者として運営。新たにオハイアリイを設立し、26年3月に佐伯区藤の木に保育所等訪問支援・児童デイサービスの「Mahalo(マハロ)」をオープン=写真=。9月には中区に児童発達支援・放課後等デイサービスの新拠点開設も計画している。「ヒースの契約者は現在55人で、需要が高く、新拠点の物件を探している」と話す。
メセナ(西区古江新町、桒原幸江社長)は25年5月設立。Nine(大阪)のFC加盟で、プロや社会人野球選手の折れたバットを使った靴ベラ、オシボリ置き、孫の手製作などを手掛ける「就労継続支援B型障がい福祉サポートネットメセナ古江」を9月に開業した。平日午前10時~午後3時と土曜午前10時~午後1時に、1回1000円~で、送迎や食事などのサポートも行う。職員5人で現在10人が利用。
ゆたか(安佐南区八木、駕屋貴治社長)は13年設立。放課後等デイサービス・ショートステイららぽーと八木など7施設を運営する。25年にMINORI Group Holdingsを設立し、ゆたかのほか、傘下に安芸販売(よつば不動産、南区)、(社)ライフ(安佐南区)、児童福祉・発達支援のプレジール(南区)があり、グループ年商は約6億円と業容を拡大。26年5月にHD本社を安佐北区のかるが医院跡に移転予定。延べ約800平方㍍で事務室や研修室などのほか、執行役員が「レッドアイ」の名称で親子で県内小学校の150周年歌を作詞作曲する活動などを行っており、スタジオも併設する。4月にライフが安佐北区白木の勝田医院跡にグループホーム「くおん」を開設予定。ゆたかは6月に北広島町の市頭眼科跡を改装して放課後等デイサービスららぽーと千代田(北広島町)を移転し、同跡地にライフが運営する就労支援事業所を開設予定。