
〝日本の酒〟に特化した酒類販売の酒商山田(南区宇品海岸、山田淳仁社長)は、2026年3月期決算で5期連続増収の18億8000万円を見込む。今期は西武池袋本店内のリニューアルオープンが加わり25億円を予想。事業規模拡大に伴い、現在地に隣接して倉庫併設社屋を3月に竣工した。ここに本社機能を集約し、4月から業務開始する。
敷地213平方㍍に4階建て延べ672平方㍍の規模。効率的で快適な環境に配慮し、1、2階に大型冷蔵プレハブを備えるほか、リモート対応の会議室や社員サロンも整える。今年度内には首都圏に3店目の出店を予定。
直営店は広島市内4と東広島市の酒都西条店、福山市の酒のマエダ店、都内は西武池袋本店(改装中)と京王百貨店新宿店内2店の計8店に加え、大阪のエディオンなんば本店と心斎橋店の提携2店。地域に根差す銘酒やこだわり酒を発掘し、品ぞろえに定評があり、独自の売り場展開や販売戦略が業界で注目されている。
一方で、酒類卸売業免許を取得して16年に立ち上げた新企画商品を酒販店に卸す「コンセプトワーカーズ・セレクション」(CWS)は現在41蔵の参画により120~140種のオリジナル酒を扱う。現在、一般小売り65%、飲食店向け20%、卸15%の売上比率。発信力に限界のある全国の小規模な蔵元の魅力や個性を掘り起こし、小売り部門と卸売りの両輪で業容を押し上げる。