地域経済 2026.03.18

アイグランHD 新規のフィットネス事業急成長 保育事業は公設民営受託増える

 保育サービス事業を全国展開するアイグランホールディングス(西区庚午中、重道泰造会長兼社長)の2025年12月期決算は、連結5社で前期比11%増の売上高250億4341万円を計上した。12年にHD体制へ移行以来、連続増収を維持。少子化の影響も受け、待機児童の解消が進む中、新分野のフィットネス事業を30億円台に乗せ、シナジーを図るサウナ事業もスタート。保育事業に次ぐ柱に育てる方針だ。独自の成長軌道を描く新たなビジネスモデルを確立し、事業環境の変化に挑む。
 01年に新規参入した保育事業は3期連続で売上高200億円を突破。認可園の運営実績が評価されて公設民営園が増え、開園予定も含め18園を数える。経常利益は6億6265万円だった。病院向けが主力の認可外(企業主導型を除く)園は、国の支援がある保育士の処遇改善手当対象外のため独自に格差是正などを行った結果、人件費増で減益。自治体では収支を考慮し、公立園を集約して民営化を図る流れが全国的に発生。20年以上にわたる実績とノウハウ、スケールメリットを強みに受託活動を活発化している。
 2月現在で認可と公設民営化を合わせ116(うち4月以降の開園予定7)、企業主導型直営35、事業所内263園のほか、放課後児童6、児童発達支援と放課後等デイサービスとの多機能型25などを北海道~沖縄に454園展開。保育士約5000人で0~5歳の未就学児約1万2000人を預かる。
 フィットネス事業は保育園の集積地に24時間営業ジム「エニタイムフィットネス」をFC加盟で運営する。15年の都内出店を皮切りに、34店(うち都内11)・会員数は4万人超に拡大。加盟200社1100店のうち、4店が売上高順位で全国トップ10に入る。サウナ施設は大阪府堺市に1月オープンし、吹田市や仙台市にも計画。今夏~秋にはANAクラウンプラザホテル広島内と中区十日市に予定している。ビジネスモデルが評価され、25年に持続的な賃上げを支援する経産省の中堅・中小成長投資補助金に採択された。
 新規開園は落ち着き、成長の兆しを見せるフィットネス事業に経営資源を投じ、サウナ事業と合わせゆくゆくは100億円の事業規模に引き上げる構え。今期は売上高256億円強、経常利益6億円弱を計画。

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