地域経済 2026.03.18

フレスタ 精肉加工を分社化 同業・食肉メーカー向け外販強化

 食品スーパーのフレスタ(安佐南区緑井、谷本満社長)は3月1日、精肉プロセスセンターを分社化し、完全子会社「プロクラフトミート」(同所)を設立した。食肉メーカーなどの人材不足を背景に、加工受託を新たな柱に育てる。同事業(新会社)は2033年度までに現在の年商80億円から100億円へ引き上げる目標だ。
 新会社は資本金3000万円で、従業員は約150人。代表は持ち株会社の宗兼陽一社長が務める。原料肉を受け入れてステーキや焼き肉用に切るほか、味付け肉などに加工する。現在はグループ店舗向けが95%を占めるが、今後は外部企業からの受託を本格化する。
 精肉加工は技術に加えて、トレーサビリティー(生産履歴の追跡)などの専門的な知見も必要になる。人材育成の難しさから、同業や食肉メーカーでは外部委託の動きが広がっているという。フレスタは毎年新人を配属して技術者を育てており、新会社にはチーフ級スタッフをそろえて一層の品質向上を図る。
 卸会社を通じて学校給食や老人ホーム向けにも提供。自社店舗への配送網を生かして飲食店にも届ける。グループの総菜製造会社と連携し、焼き豚や煮込み料理の製造にも応じる。
 設備投資を積極化しており、ここ1~2年でパン粉製品のラインや高速スライサーを新設した。現在は1日4万パックを作り、最大6万パックまで対応できる。今後、窒素などの充填によって消費期限を延ばすMAP包装機、AI活用のラベル検査機も導入する。和牛と輸入牛のミックスなど新商品開発にも力を入れ、製造・開発の両面から受託事業の拡大を目指す。

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