マテリアルゲート / 中野佑紀 社長

2023年6月設立の広島大学発スタートアップで、コンピューターメモリの消費電力を約90%削減できる新素材「単分子誘電体」の製造やライセンス供与を目指している。既存のメモリ素材の全てに代替可能で、1兆円規模の世界市場を取り込みたい。素材の力で未来を創る意気込みを持ち、「Open your gate with our materials」という言葉を芯に据えている。
私は大阪出身で、いま思えば、そうした物事の仕組みに対する興味や創造性は子どもの頃に養われたのかもしれない。お絵かきやブロック、ミニ四駆の組み立てが好きだった。小学~高校時代は理科の授業が一番の楽しみ。同大大学院理学研究科化学専攻では磁性・電気物性などを研究し、2013年修了。大阪の化学メーカーに就職し、研究開発を3年、事業部を5年間経験した。その頃に大学院の恩師・西原禎文教授らが単分子誘電体を開発し、これだと直感。起業に向けて意気投合した。現在9億円超の資金調達に成功したが、苦労も多い。でも何とかなる、と考えられる性格だと思う。
科学技術や産業基盤の発展に大きく貢献することこそ、スタートアップの使命。広島から世界に羽ばたくために、まい進したい。
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