サタケ / 松本 和久 社長

コメ生産量世界2位のインドは、人口増加を背景に穀物加工需要が拡大し続けている市場だ。若い人口構造を持ち、今後も継続した経済成長が見込まれる。コメにとどまらずトウモロコシや麦にも商機がある。
1996年に駐在所を構え、99年に支店へ昇格。2006年に販売とサービス、メンテナンスを担う現地法人をニューデリーに設立した。実質的な運営は現地の役員に委ね、現在はコルカタ、チェンナイなど3支店を展開する。バングラデシュ、パキスタン、ネパールなど周辺国もカバーする約50人体制に拡充。代理店経由の販売も多く、現在の実質的な同市場での売り上げ規模は約60〜70億円程度。現地法人の売上高は非公開だが、21~23年にかけて3・5倍に伸長しており、30年までに単体で100億円を目指す。既に取扱量が大口層向けでは高シェア。次に狙うのは、その下に広がる中堅層だ。
28年頃までに同国内で工場を建設し、選別機や精米機を顧客が試せる試験室兼ショールームも設置する計画だ。機械本体は引き続きタイ工場で生産したものを輸入して売るが、現地では社外品を含む機械同士をつないでプラント全体の生産性を高める付帯設備を製造販売する。中堅層の取り込みへ、引き合いへの素早い応答と、実機を見て選べる環境が欠かせない。今後、日本人を2人以上出向させて販売や技術支援体制を強化する。
文化経済交流の広島日印協会

24年5月に発足した広島日印協会の初代会長を務めている。23年のG7広島サミットでインド政府からガンジー像が広島市に寄贈されたことが設立の契機だ。個人・法人合わせて130会員が参加しており、当面は200を目指す。同像への献花式を年3回実施するほか、インド料理教室やヨガ教室も定期的に開いてきた。今年3月28、29日にはひろしまゲートパークで現地の食、音楽、文化を楽しめるイベント「第2回広島インディアメーラー」を開催する。草の根交流を通じて経済連携を深めていく。