インタビュー 2025.08.07

物流やシステム統合で競争力向上 顧客視点重視する企業文化を醸成

フジ / 山口 普 社長

 2024年3 月にマックスバリュ西日本(南区)と合併し、新生フジとしてスタートを切って一年余り。年商8000億円規模と地域最大のスーパーチェーンになり、さらなるシェア拡大へ物流再編などによるスケールメリットの追求を推し進めてきた。山口普社長に改革の現在地と今後の展望を聞いた。

 企業文化の醸成に注力している。

 5屋号約500店を擁する中四国・兵庫で最大のスーパーとなったが、規模が大きければ生き残れるわけではない。将来へ着実に歩みを進めるため、企業文化の浸透に相当のエネルギーを割いている。企業文化は会社の癖のようなもので、具体的な行動の積み重ねによってしかつくれない。顧客視点、現場重視といった目指す姿を掲げ、いかに日常の行動を変えていくかに尽きる。「カートを使う時につえの置き場に困る」といった顧客の声に耳を傾け、つえ立てを用意するといった小さな工夫を積み重ねる。こうした現場の創意工夫を評価し、素早く横展開できる会社にする。各店に顧客からの意見箱があるが、どんな内容でも必ず店長自ら対応し、返事を書くよう伝えている。
 事業規模が急激に拡大し、組織や人の管理の面で難しさはある。100店と500店ではマネジメントのやり方が全く違うので、指示の出し方やそれがどの階層まで行き渡っているか確認するにも工夫が必要だ。このほど方針管理の徹底を社内にアナウンスした。重点方針を役員、本部長、各部署と階層ごとにブレークダウン・整理してスケジュールや目標を定めることで確実に実行できる体制にする。

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