リスティング広告
インターネットで何かを調べる時、グーグルなどでキーワードを入力して検索することがほとんどだと思います。その際に、検索結果にリストとして表示される広告を見たことはありませんか。それが「リスティング広告」です。「検索連動型広告」とも呼ばれます。
最大の特徴はユーザーが実際に検索した内容に合わせて広告が表示される点です。つまり「今まさにその情報を探している人」にピンポイントでアプローチできるのです。テレビCMのように不特定多数の人に漠然とアピールするのではなく、例えば「お好み焼きを食べたい」という明確な意図を持って検索している人にだけ広告を見せられるために効率が非常に良いと言えます。
リスティング広告の始め方
以下の手順でリスティング広告を始められます。
①広告アカウントの作成
グーグルやヤフー広告など、配信したいプラットフォームでアカウントを作成します。社名やウェブサイトのURL、クレジットカードの情報などを登録しましょう。
②キャンペーンの作成
広告の目的(例:商品購入、資料請求)、配信地域、予算などを設定します。キャンペーンは広告を管理する単位で、目的やターゲット、配信時間帯なども細かく設定できます。
③ターゲットや予算の設定
広告を表示する地域や時間帯、ユーザー層を決め、1日あたりの予算を設定します。まずは1日数千円程度から始め、効果を見ながら調整するのがお薦めです。
④広告グループとキーワードの選定
広告をいくつかまとめる「広告グループ」を作り、ユーザーがどんな言葉で検索しそうかを考えてキーワードを選びます。例えば、お好み焼き屋を経営しているならば、「お好み焼き」「広島 お好み焼き」「お好み焼き テイクアウト」などがキーワードになるでしょう。自社の商品やサービスのカテゴリー名、特徴をキーワードにするのが基本です。
⑤広告文の作成
検索ユーザーが思わずクリックしたくなるような、分かりやすく魅力的な見出しや説明文を作成します。キーワードを広告文に含めると、目立ちやすくなります。特典を盛り込むのも効果的です。
⑥入稿と審査
作成した広告を入稿し、各広告媒体の審査を受けます。問題がなければ広告が配信されます。
⑦効果測定と改善
広告配信後はクリック数や成果を定期的に確認し、キーワードや広告文、予算配分を見直して改善を繰り返します。これがリスティング広告成功のカギです。
リスティング広告で注意すべきポイント
広告を出す際には、広告媒体ごとに定められている「広告の審査基準」を必ず確認しておきましょう。例えば、「日本一」といった最上級の表現や、薬機法などに違反するような表現は広告として認められない場合があります。また、他社の商標や商品名を許可なく使用すると、トラブルに発展したり、広告が停止されてしまったりする可能性もあるので、細心の注意が必要です。
リスティング広告は、検索ユーザーの「今知りたい」、「今買いたい」というニーズに直接アプローチできる、非常に効率的なネット広告です。少額から始められ、効果を見ながら改善できるので初心者にもお薦めです。まずは小さく始めて、データを基にPDCAを回しながら運用してみましょう。
PROFILE
宮田 庄悟(みやた しょうご) 1956年1月3日生まれ、和歌山県出身。早稲田大学を卒業し、79年4月に電通入社。東京、ニューヨーク、北京、ロンドンでマーケティング、イベント、スポーツ業務に従事。「ラグビーワールドカップ2019組織委員会」の広報・マーケティングなどを担当。20年4月から現職。