インタビュー 2024.06.20

再建の道筋つくる 社員のマインドを重視

チチヤス / 大井 太郎 社長

経歴が生かされています。

 24年4月期でPL(損益計算書)、BS(貸借対照表)、キャッシュフロー共に目標値に達し、着任時から大きく改善。
 1993年入社した伊藤園では13年間、経理、財務に携わり、数字から経営を読み解く力を磨いた。数字はうそをつかない。2006年以降、グループのフードエックス・グローブ(現タリーズコーヒージャパン)やハワイの伊藤園USA(現ITOEN (Hawaii) LLC)で経営立て直しに当たった。経理の仕事が大いに役立った一方、プロパー社員の意欲を喚起することで成果を上げ、達成感もあった。プロパー社員のマインドが経営再建の鍵を握る。チチヤスで確信となった。
 10年前、伊藤園を退職し、不退転の決意でチチヤスの経営を引き継いだ。東京都出身だが広島市内に自宅も購入。立て直し、成長軌道に乗せるまでやり切った。温めている構想で再起動するまで、少し充電する予定だ。

今後の販売展開について。

 単品大量生産し、数量ベースで主力の「毎朝快調ヨーグルト」は、表示はしていないが7種類の乳酸菌を配合、コスパも高い。パッケージを刷新するなど販売力を高める工夫を進めている。開発コンセプト「安全・安心・おいしい・健康」を保証するキャラクターのチー坊の人気にあやかり、「チチヤス」ブランドの普及・浸透にも努めてきた。勝ちを取りに行くマインドも含め、成長軌道に乗せる基盤は整った。今後は、次期社長に期待している。

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 東京出身だが子どもの頃、好んで食べたヨーグルトがチチヤスだった。縁を感じるという。ハワイ時代に日系アメリカ人経営者から経営に絶対不可欠なのはパッションと教わり、肝に銘じている。伊藤園へ戻る内示は断った。既に次のステージを視界に捉えている。

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