インタビュー 2024.06.20

再建の道筋つくる 社員のマインドを重視

チチヤス / 大井 太郎 社長

 1917(大正6)年に日本で初めて市販用を発売し、国内ヨーグルトメーカーの先駆者として知られるチチヤス。レジャー産業参入など多角経営が裏目に出て、不動産事業で多額の負債を抱え2011年、伊藤園の完全子会社となり再建の途に就く。2014年7月、代表権のある副社長に就任。18年5月、現職。精力的に社内改革を進め、財務の健全化が図られたことから、生え抜きの久保貴義取締役へ経営のバトンを託す。地縁も人脈もない中での老舗企業の再生を請負った覚悟とその成果を振り返ってもらった。 

業績回復の手応えについて。

 就任してなかなか結果は出なかった。まず、本当に必要な業務かを見直し、例外は設けず、人員の配置換えなどを進めた。地元の老舗企業には安定を求め〝寄らば大樹〟の意識が芽生えがちで、「今まで通りでいい」という風潮もあった。現場にメスを入れ、ベンチャーの気概を持って働いてほしいと発破をかけた。
 グループ傘下をよりどころとせず、プロパー社員のやる気と意欲を喚起する環境づくりが自分の務めと心得た。年功序列をやめ成果評価とし、甘えを払拭する一方で、自らの可能性に希望が持てる企業風土に変えていくことに重点を置いた。プロパー社員の成長に賭けた。結果を出すことを重視。考え、行動を起こすことで業績、待遇、給与が上がる一連の評価体制を実感してもらい、年収を格段に上げることができた。

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