ソフトウエア開発のハイエレコン(西区草津新町、上田康博社長)は在庫管理などの自社パッケージソフトの拡販へ、昨夏から年末にかけ、電子機器商社の伯東(東京)などと業務提携を相次ぎ結んだ。提携先はこのほか、同業のケイズドットコム(東京)、産業機器商社のサカエ(浜松市)など。製造業に向けて、ICタグ「RFID」を使う在庫・備品管理パッケージ「タグ衛門」を提案してもらう。美術館・博物館の収蔵品、官公庁や学校の備品管理でも実績が出ており、自社でも営業を強化する。また、計量業務を管理・効率化する「スマート@スケール」は、食品業界向け計量器で国内トップシェアのイシダ(京都)を通じて全国に拡販。化粧品製造など食品以外でも引き合いが増えている。両商材で2024年度に年商3億円を目指す。受託開発と技術者派遣が売り上げの7割。事業拡大へ、ここ3〜4年は自社商材の開発・販売を強化している。1年ほど前から販売管理など他社ソフトの販売も始め、近くアメリカのサイバー攻撃対策ソフト「サイバーリーズンEDR」の取り扱いを開始予定。