100円ショップ最大手の大創産業(東広島市西条吉行東、矢野靖二社長)は5月、マレーシアに同社最大となる自動倉庫「マレーシア新GDC(広域へ配送する在庫保管型物流センター)」を着工した。2026年5月に完成、27年1月の稼働を計画。首都クアラルンプールから車で1時間ほどに位置し、同国最大の港を有するインダ島に建設。敷地15万6900平方㍍に、5階建て延べ12万2000平方㍍。自動入出庫システムをはじめとする最新技術を導入し、東南アジア、中東圏22の国と地域にある約600店への輸送を担う国際物流のハブ拠点とする。グローバル戦略の推進に向け、安定的な物流網の構築と出荷量の拡大に対応する。同社は日本を含む世界26の国と地域に5350店を展開し、そのうち990店は海外にある(昨年12月時点)。23年2月期売上高は5891億円を計上した。
担当記者:梶原