江田島市に本社を置き、クレーン船を使った護岸や橋などの海洋土木工事、カキいかだのワイヤー張り替えなどを手掛けています。祖父がカキ業者向けに創業し、おかげさまで今年11月に50周年を迎えます。広島城北高校、名古屋商科大学を卒業し、くい打ち工事の大手企業に勤めた後、1999年に入社しました。新人時代は海上での現場作業をこなして経験を積み、並行して営業活動も担ってきました。その中で私が大切にしてきたことは、頼まれた仕事は原則、断らないということ。自らの実力よりも高いレベルを求められる案件だったとしても、まずはどうすれば受けれるかという発想で考えてきました。他社との連携など、できることはあるもの。同業他社から切り替え、10年以上にわたり任せてもらっている案件もあり、本当にありがたいことです。2020年に3代目の社長に就任。現在、クレーン船や引き船(タグボート)など24隻を所有しています。これから川の護岸工事の需要が増えると見込んでおり、ここ数年は船を増やし、大型案件に対応するための改造を続けています。課題は人材確保。数年前にユニホームをかっこいいデニム生地に変えたほか、今年は本社事務所の隣接地に事務所を設け、トレーニングジムやゴルフ練習ができる部屋を用意する予定です。現在の仕事をさらに充実させながら、若い人たちが働きたいと思える会社を目指していきます。