西日本建設業保証広島支店の公共工事の前払金保証先を対象にした調査によると、2023年度の県内の公共工事動向は請負金額が前年度比0・5%増の3076億5100万円で、過去10年で最大となった。22年11月発足の広島県水道広域連合企業団が県と14市町の水道事業を統合し、関連工事を引き継いだことに伴って、「その他公共的団体」が2・5倍の347億円となった。広島高速5号二葉山トンネルの建設工事も全体を押し上げた。「市町」は5%増の1550億円で、福山市のごみ処理施設整備など大型案件が寄与。これ以外の内訳は「独立行政法人等」が29・5%減の168億円、「県」が18・2%減の670億円、「国」が12・6%減の340億円ほか。
担当記者:道本