アスティ(西区)などの持ち株会社4℃ホールディングス(東京、増田英紀社長)は今2月期から3カ年の中期経営計画をスタートさせた。最終年の2027年2月期はジュエリーのブランド事業が増加率1・2%の172億円、アパレル事業が増加率20・2%の270億円で連結売上高450億円の数値ビジョンを描く。さらに2030年の創業80周年へ向け、売上高600億円、営業利益51億円を目標に飛躍的な成長を目指す。

3カ年で約36億円の成長投資を実行する。ブランド事業は女性客の支持拡大に向けた商品・販売戦略の見直しによる基盤づくりに着手。主な事業戦略として①ファッションジュエリーの再構築(商品構成・MDの刷新)、②百貨店・ECチャネルの拡充、③顧客化の深耕に取り組む。アパレル事業は、総合衣料品店パレットの新規出店を毎期約10店ペースで継続し関東圏を含め展開する。アパレルメーカー部門は専門店マーケットの新規取引先開拓を図る。1950年創業から2030年の80周年へ向けた経営ビジョンでは31年2月期に連結売上高600億円、営業利益51億円を目標。第7次中計で基盤を構築した後の成長投資によってブランド事業の事業領域を拡大し売上高235億円を予想する。アパレル事業は、パレットの出店ペースを年間10店から15店に加速する。なお4℃ホールディングスの前2月期売上高は394億5700万円、純利益13億円だった。今期は売上高410億円、純利益16億円の増収増益を目指す。

担当記者:藤井

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