世羅高原農場(世羅郡世羅町別迫1124-11)が事務局を務める同町産食材をメインに使った「せらバーガー」プロジェクトで、新規参入やリニューアルが相次いでいる。2024年はカフェバー「HINANO Bar(ヒナノ・バー)」とレストラン「マンテネーレ・ピノ」、「さいねい農園」の3事業者4品が新たに加わり、計11店で17種類を販売する。世羅高原農場も「農場バーガー」をリニューアルした=写真=。ヒナノ・バーは世羅産の牛肉と野菜をオリジナルガーリックソースで味付けした「世羅牛ステーキバーガー」(1850円)のほか、世羅牛ステーキと自家製つくねハンバーグをコラボさせた「スペシャルバーガー」(2150円)を発売する。マンテネーレ・ピノは、世羅ブランド認定第1号で県産応援登録商品でもある松きのこをたっぷりのせた「松きのこバルバーガー」(1200円)を開発した。トマトやキャベツ、米などを栽培するさいねい農園は、スパイスとスモークが香るローストビーフ、自社農園のミニトマトのソース、世羅産ベビーリーフを使った「世羅・プライムビーフバーガー」(950円)を道の駅世羅などで販売する。世羅高原農場の「農場バーガー」は1200円で、地元業者と食材を開発し、肉のうま味を増したプレミアムパテを専用ピクルス使用のタルタルソースで味付けした。プロジェクトは16年に開始。19年に約2万個だった年間売り上げは、21年と22年は各約4万個に伸びた。世羅高原農場は4月6日からの「チューリップ祭り」で、春夏秋冬をテーマに世羅高原に咲く四季折々の花々を表現した花絵などを展示している。農場内に女性用トイレを新設したほか、創業45周年の「世羅高原フォトコンテスト2024〜心にのこる花風景〜」を募集中。23年度は約28万人が来園し、24年度は35万人を見込んでいる。
担当記者:大谷