ヒロマツホールディングス(中区幟町)グループで飲食業の握手カフェ(同大手町、常廣尚志社長)は4月6日、廿日市市宮島町でグループ会社が運営する旅館・厳島いろはの1階に、カキなど地元食材を使う洋食店「握手レストラン」をオープンした。同旅館は表参道商店街の入り口付近にあり、インバウンドを中心とした旺盛な観光需要を取り込む。地場産カキのオーブン焼きや広島牛ステーキ、瀬戸内産穴子を使うパスタなど、フレンチベースの料理を提供。8000円と1万2000円のコースもある。木製家具メーカー・マルニ木工(佐伯区)の椅子やソファを置き、茨城の笠間焼、宮島の御砂焼など食器にもこだわる。店舗入り口にカキ料理のテイクアウト用のカウンターも備える。午前11時〜午後4時に営業。34席(半個室三つ)。3月23日には中区の複合施設おりづるタワー内のカフェを、動物性由来の原料を使わない「握手カフェ オーガニック」にリニューアル。有機きび砂糖を使うフルーツドリンク、米が主原料のライスミルクで作るソフトクリーム、オーガニックコーヒーなどを提供。健康意識の高い消費者に訴求する。