広島工業大学の10階建て講義棟「三宅の森Nexus21」の4階約3000平方㍍を改装し、交流と学びの拠点「nexus for.」を3月8日に開いた。「コロナ禍の影響もあり、コミュニケーションが苦手な学生が増えている。交流の拠点を整備することで地域社会との接点をつくり、学生同士に限らず、教職員や卒業生、企業などさまざまな人とのnexus(絆)を深めてほしい」用途ごとに異なる四つのエリアを設けた。発信がコンセプトの「シアター」には、横幅22㍍のワイドスクリーンのほか、高輝度レーザープロジェクタ、音響設備などを配備。学生のプレゼンテーションやライブ配信、VR技術を使ったシミュレーション教育に使用する。そのほか、課題制作や企業の製品を展示する「スタジオ」や、和菓子店の田頭茶舗が入った休憩スペース「カフェ」、中央にミニステージを設けた「ラウンジ」で利用者同士の交流や情報収集を促す。「来年4月からは、現在の4学部12学科を3学部11学科に再編して、学部・学科を横断した学びを提供する。未来の予測が困難な時代の中で、本学のパーパス『未来の、その先をつくる。』人材の育成に努める」

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