中国運輸局は2025年開催予定の大阪・関西万博の訪日観光客を中国地方へ呼び込むため、新たな滞在型周遊モデル計18コースを作成した。旅行業協会やDMOなどと検討した。JR新大阪駅を起点に、▽広電貸し切りトラムとサイクリングで行く広島ピースツアー(2泊3日)=大和ミュージアムに訪問後、フェリー「シーパセオ」を楽しみながら市内へ移動。被爆電車の貸し切りとサイクリングツアーにより、市内の被爆遺構を巡る。▽G7広島サミットの酒、食事めぐり(3泊4日)=日本三大酒どころ東広島市西条地区のほか、各国首脳が滞在した宮島の老舗旅館「岩惣」でサミット期間に提供された酒と料理を堪能。▽世界遺産と日本神話ゆかりの地を巡る旅(4泊5日)。▽自然と歴史の中国地方ゴールデンルート(5泊6日)=国内最大規模の鍾乳洞・秋芳洞(山口)や日本一危険な国宝として知られる投入堂(鳥取)を巡るコースーなど。今後は内容の見直しを経て旅行会社に提案し、パッケージ商品として万博ポータルサイトで販売予定。