不動産総合開発やソーシャルビジネスなどを手掛けるマリモホールディングス(西区庚午北、深川真社長)はウェルネスソリューション事業の一環で、体操教室の運営に参入した。「学校や家庭のコミュニケーションだけでは完結できない、子ども本来の潜在能力を引き出す体験を提供する」というネイス(東京)の理念に共感し、フランチャイズ加盟。3月9日に「ネイス体操教室 ゆめタウン東広島校」をオープンした。マリモHDは2030年をめどにソーシャルビジネスの割合を50%に引き上げて「ソーシャルビジネスカンパニー」になることを目指しており、「子どもの運動不足」という社会課題の解決に寄与したいとする。25年夏ごろまでに県内でさらに2校の開校を計画。近畿、九州でも検討し、27年には西日本エリアで12店舗を構想している。今回オープンした、ゆめタウン東広島校は同商業施設3階の約130平方㍍にテナントで入り、体操教室、すぽいく教室(スポーツと知育活動の融合)、バク転教室の3コースをそろえる。特徴は①ココロ(自己肯定感、自己効力など)とカラダを伸ばし夢中体験を実現させる「ネイスメソッド」、②オリジナルの運動器具、③レッスンの品質向上と安全管理の徹底、④(社)日本バク転協会の認定インストラクターが指導、⑤定期研修とウェブ管理システムで安全安心なレッスンを支援。多彩な領域で事業を手掛けるグループ会社との連携を模索していく。