広島銀行は2月29日、飲食業のゲブラ(廿日市市宮島町528-3、大前万象社長)に「サステナビリティ・リンク・ローン」1億5000万円を実行した。融資期間は6年。宮島町で2008年からカキ料理店を営む牡蠣屋(株)のドリンク提供部門の会社として、20年に設立。宮島の表参道商店街にドリンク販売店の「GEBURA」、「GEBURA SISTER」の2店を構え、ウェブショップも開設している。系列店としてカキ料理の牡蠣屋、牡蠣祝がある。契約農家から仕入れた瀬戸田レモンを使ったオリジナルの広島レモンシロップを手作りで製造しており、シロップ活用のアルコールやソフトドリンクを観光客向けにテイクアウトで販売。店で飲み終えたドリンクカップを店や系列店に持参すると全てのドリンクが200円で購入できるリサイクルの取り組みを行っている。リユースカップ利用率を25年6月期に1%、26年6月期3%、27年6月期5%、28年6月期10%、29年6月期20%、30年6月期30%に増加させることを目指す。同ローンはESG・SDGsに関する目標を設定し達成した場合に金利を引き下げ、設定目標に関する外部レビューと年1回のレポートが必要。ひろぎんエリアデザインからセカンドオピニオンを取得している。