2月16日付でISE広島育ち社長に就いた。「先代が現在のそば入りお好み焼きの原型を考案し、初めてメニューとして提供しました。味に磨きを掛け、〝広島のソウルフード〟に育ててきた自負がある。国内外306店でつくる(財)お好み焼アカデミーの理事を務めており、各店との連携を一層強め、〝広島の味〟の発展に貢献していきたい」。地元の人はもちろん、観光客が訪れる店としても認知が高い。3月23日にはそごう広島店から平和記念公園近くの複合ビル「おりづるタワー」に移転する。「G7サミットを機に広島の食にも注目が集まっています。コウネやカキといった地元食材を使うメニューを充実させるなど、旺盛な観光需要をしっかりと取り込んでいきたい」。創業者の〝味は努力〟を信条とする。休日はゴルフや釣りを楽しむ。
プロフィル

かみかわ まなぶ「お好み焼みっちゃん総本店」運営のISE広島育ち社長。1970年7月18日生まれ、東区出身。15歳から創業者の井畝(いせ)満夫氏に師事し、一番弟子として後進の育成に尽力。2019年に常務に就き、創業70周年の21年3月3日には二代目・井畝満夫を襲名した。2月から現職。