警備のサンケイ(西区己斐本町、荒谷雄気社長)は昨年12月25日、実業団チームとして活動する卓球部が「(社)日本卓球リーグ実業団連盟」に加盟した。同日、連盟の専務理事が同社を訪れ、加盟証の授与式が行われた。昨年4月に創部し、30〜50代の3人が所属。来春に大学卒業予定の2人を加えた計5人で、5月から始まる男子2部リーグに参戦する。昼間は警備員として勤務し、夕方以降の約2時間を練習に充てる。本社隣接の自社ビルの1フロアを練習場に改装した。明徳義塾中学・高校(高知県)時代に全国大会に出場した経験のある荒谷社長が監督を務める。「学生時代に熱中しても就職時に卓球から離れる人が多く、応援したかった。まずは2部で上位に入り、1部昇格を目指す。警備業は人の確保が経営課題であり、会社を知ってもらうきっかけにもなれば」と話した。県内からの加盟は男子の瀬戸内スチール、女子の中国電力、広島日野自動車に次ぎ4社目。