3月に福屋と共同で「箔のペーパークラフト 達磨のカープ坊や」を発売しました。縁起物のだるまにカープ坊やをあしらい、本物の金属箔を使った箔押し紙で立体的に仕上げました。カープグッズを手掛けるのは初めて。ファンの久永家一同で喜んでいます。当社のある西区三篠町には2011年まで三省寮があり、カープとの思い出は尽きません。印象深いのは、先発で負けたある投手が翌日に高級車を寮で洗っていると、通りがかった酔っぱらいのおじさんにひどく叱られていたこと。よっぽど気に食わなかったんでしょうね(笑)。子どもの頃、当社工場裏の室内バッティング場で巨人のクロマティにだっこをしてもらったり、素振り中の金本、江藤の両選手の方から声をかけてもらったり。選手との距離が近く良い時代でしたね。

高橋慶彦の移籍後に野村が、津田が故障して佐々岡が出てくるなど、有力選手の陰で虎視眈々とポジションを狙う若手の存在がカープ黄金期を支えたと思います。これはわれわれ企業も同じで、目標実現への野心を持った組織の方が強い。私自身も先代を越えられるようにしっかりと事業に向き合い、伸びしろの大きい海外市場の開拓で成果を上げたい。カープの日本一達成時には当社の箔押し技術を生かし、黄金に輝くヘルメットを作りたいですね。

担当記者:梶原

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