1917年創立で、広島市に拠点がある損保会社8社で構成。中小企業向けに自然災害、サイバー攻撃、自転車事故対策セミナーなどの企画開催を担う。「参加者のニーズを踏まえたテーマで年3回開いており、参加者からは『自然災害への対策の必要性を理解した』などの感想が寄せられている。しかし広島県の個人向け火災保険の水災補償付帯率は年々低下しており、2023年度は中国5県で最下位。14年の広島土砂災害の教訓もあり、企業規模に応じたリスクマネジメントを紹介している。〝自分事〟として多くの方に参加してほしい」1978年4月5日生まれ、広島市出身。青山学院大学法学部を卒業後、2002年4月に広島銀行へ入行。06年に日本損害保険協会に転職し、21年に中国支部の事務局長就任。25年4月に四国支部と統合し、現職。現在は7人体制で活動する。「毎年8月6日は、原爆で亡くなった会員会社の犠牲者(89人)を追悼するため、平和記念公園に建立されている業界の慰霊碑である『友愛の碑』で追悼行事を主催。2年前には犠牲者遺族の依頼で、市と調整しながら『友愛の碑』に碑文を刻むことができた。今年は被爆80年の大きな節目。犠牲となった先輩方の思いを引き継ぎ、社会貢献へ寄与する団体であり続けたい」市内で妻と7歳の長女と暮らし、休日は娘と遊ぶ時間を大切にしている。
担当記者:阿戸