運営する広島新駅ビルの商業施設ミナモアが好調なスタートを切った。地下1階地上9階の3万平方㍍超に中四国初46、地元27含む217店のほかホテル、シネコンで構成。〝全館カフェ〟をコンセプトに誰もが心地良く過ごせる場を目指す。開業日3月24日は10万人以上の人出でにぎわった。広島の玄関口を彩る施設として期待が高まる。今夏には広島の復興のシンボルでもあった路面電車を直接2階に乗り入れる予定で紙屋町・八丁堀地区への移動がスムーズになる。「時代を引っ張る施設を目標に開発した。駅と一体となった全国でも稀な空間構造で最先端フォーマットの店をリアルに楽しんでいただく。関係方面と連携を図りながら再開発が続く市中心部とのシナジーも高めていきたい」。見据える先は、広島のまちぐるみ活性化と話す。
プロフィル

たけなか やすし中国SC開発社長。1969年2月17日生まれ、大阪府四條畷市出身。同志社大学を卒業し、91年4月西日本旅客鉄道入社。積水ハウスや大阪府出向、開発事業本部(大阪ステーション開発出向)、創造本部サブリーダー、JR西日本SC開発出向などを経て2020年6月から現職。
担当記者:藤井